即日発表 - 2021年03月17日

プレス連絡先:

Masako Miki - mmiki@janm.org - 213-830-5636

JANM

声明:JANMはアトランタにおける銃乱射事件の犠牲者に哀悼の意を表し、アジア系に対する暴力を終わらせるための行動を起こすようリーダーらに求めます。


全米日系人博物館JANM)は、アトランタで8名が犠牲になった銃乱射事件を受け、犠牲者の方々のご冥福を祈るとともに、このような殺害行為を強く非難します。

この凶悪犯罪については現在も調査中ですが、動機が何であれ、アジア系に対するヘイトクライムが急増していることから、全米のアジア系コミュニティではこの事件以前から高くなっていた恐怖感がさらに高まっています。

JANMの館長兼CEOであるアン・バロウズは「人種、宗教、性別、性的指向、その他の特徴を理由にした暴力は非難されるべきものです。この事件の動機はまだ調査中ですが、アジア系に対する人種差別の風潮は無視できません。また新型コロナウイルスの流行にアジア人を関連づける扇情的な言葉によって、昨年1年間でアジア系に対し3,800件以上ものヘイトクライムが起きています。

このような言葉がもたらす結果は、危険で人命に関わるものです。私たちが選んだリーダーたちは、緊急にこの問題に対処するための具体的な行動を取らなければなりません」と述べています。また「木曜日には下院司法委員会でこの危機を調査するパネルが行われますが、私たちはアジア系アメリカ人のリーダーたちが、人種差別や暴力の増加そしてこうした攻撃に対抗する方法について証言するこのパネルの結果を首を長くして待っています。

第二次世界大戦下のヒステリーの中で、不当にも12万人以上の日本人を祖先に持つ人々(その大部分はアメリカ市民でした)がアメリカの強制収容所に収容されました。1942年のアジア系に対する人種差別と現在の状況との類似性は無視できないほど顕著です」とバロウズは続けました。

Stop AAPI Hateの新しい報告書によると、アジア系アメリカ人は全米で約3,800件のヘイト関連事件を報告していますが、実際の数はもっと多いと考えられています。またアジア系アメリカ人の女性は、アジア系アメリカ人の男性に比べて2倍以上のヘイト事件に見舞われています。

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