バーチャル訪問
JANMとバーチャルでつながる
バーチャル訪問では、ビデオ会議システムを通して、一般来館者や生徒に全米日系人博物館のコレクションに触れていただきます。歴史の大切な教訓が忘れ去られてしまわないよう、伝えていくための新たな方法です。
バーチャル訪問は実施希望日の3週間前までにご予約ください。4年生から12年生を対象としたバーチャル訪問では、ファシリテーターが行うクラスの実施前に、学習内容についての事前学習を行っていただきます。ライブビデオ会議セッションで有意義な対話を行うためには、事前学習が不可欠です。事前学習は、生徒が自習する形でも先生が教えていただく形でもどちらでも可能な形で用意しています。収容経験者とのQ&AセッションはQ&A単独では実施しておらず、バーチャル訪問に追加する形で予約を受け付けています。
大学生や大学院生、大人のグループ向けのバーチャル訪問も、日本語または英語で実施しています。バーチャル訪問のプレゼンテーションでは、1860年代から戦後にいたる日系アメリカ人の経験を取り上げます。学生やシニア、その他のグループの個別の関心文化にあわせて内容の変更も可能です。多文化理解、あるいはダイバーシティ&インクルージョン・トレーニングの一環として、企業向けのバーチャル訪問も実施しています。
バーチャル訪問の手続き
JANMをバーチャル訪問し、日系アメリカ人の経験を伝える物語に触れてください。
よくある質問
ここでは皆様からよく頂戴するご質問に回答します。
訪問の助成金
助成対象資格のある学校に対して行われます。予算に達し次第終了します。
バーチャル訪問は遅くとも3週間前までにご予約ください。
ツアー予約可能状況、料金、ツアー利用にあたっての条件や選択肢などは予告なく変更される場合があります。ご了承ください。
ご質問がございましたら、お気軽にgroupvisits@janm.orgまでメールでご連絡ください。
スペシャルプログラム
生徒向けや先生向けの専門プログラムなど内容をカスタマイズしたバーチャル訪問も可能です。詳細は groupvisits@janm.org までメールでお問い合わせください。
バーチャル訪問情報とポリシー
実施時間と料金
バーチャル訪問(英語)は、月曜日から金曜日の午前と午後に1クラスずつ実施可能です。バーチャル訪問の所要時間は45〜60分で、どのグループにも共通した内容と、そのグループに向けたリアルタイムのファシリテーションで構成されます。バーチャル訪問の料金は、全ての年齢共通です。タイトルIの学校への助成金については下の「助成金」についての項目をご覧ください。
グループの大きさ | 料金 |
10~30人の参加者 | $125 |
31-60人 | $250 |
61-100人 | $500 |
収容経験者との20分間の質疑応答も可能です(追加料金$50)。このプログラムは単独では利用できませんので、バーチャル訪問に追加する形でご予約ください。カスタマイズした内容や専門家育成のプログラムの料金についてはメールでgroupvisits@janm.orgにお問い合わせください。価格は変更される場合があります。
お支払い
バーチャル訪問の料金は、ご利用日の1週間前までに全額をお支払いください。お支払いは、小切手またはクレジットカードでお願いいたします。現在、JANMでは発注書や現金でのお支払いは受け付けておりません。
バーチャル訪問の料金と払い戻しについて
バーチャル訪問のはっきりした参加者数を見積もるのは難しいことは理解しております。ご予約の前に料金表を確認し、以下にご留意ください。
- 実際参加されるグループの人数が、予約された価格帯よりも少ない場合は、バーチャル訪問開始前に限り、払い戻しを行います。申し訳ありませんが、訪問後の払い戻しはいたしません。
- 実際のグループの人数が予約された価格帯よりも多い場合は、見学後に正しい価格帯の料金を追加請求いたします。
ファイナンシャル・アシスタンス:学校の団体訪問の入館料助成金
JANMの「ビッド・フォー・エデュケーション」は、経済的支援が必要であることを示したタイトル1の学校とグループに対して、当館のバーチャル訪問料金を助成するファンドレイジング・イニシアチブです。この助成金は当館の教育部門を通して事前予約を行ったグループに適用されます。先着順で受け付け、予算に達し次第終了します。適用対象は10人以上の参加人数がいるグループに限ります。
付き添い
生徒のバーチャル訪問の間、少なくとも1人の大人または監督者がオンラインクラスに出席してください。
キャンセルと遅刻
バーチャル訪問の14日前までにキャンセルをされた場合は全額返金されます。それ以降は返金できません。バーチャルクラスルームへ予定開始時刻より20分以上遅刻した場合、バーチャル訪問がキャンセルされることがあります。ご了承ください。
バーチャル訪問の前に
事前にグループリーダーに送付いたします訪問前のアクティビティが、バーチャル訪問前に完了していることを確認してください(4年生から12年生対象)。全てグループは予定された開始時刻の5分前までに、ビデオ会議の控室にログインしてください。
質問とご相談
JANMへの訪問について、ご質問やご相談がございましたら、groupvisits@janm.orgにご連絡ください。当館職員が皆様のご訪問の手配をお手伝いをいたします。先生方や生徒の皆さんに、学びに溢れた意義ある訪問をしていただければ幸いです。
バーチャル訪問についてのよくある質問
全米日系人博物館(JANM)をバーチャル訪問するための助成金はどうすれば受けられますか。
JANMのバーチャル訪問料金助成を受けられるのは、タイトルIのグループです。この助成金は、教育部門を通じて事前にバーチャル訪問の予約を行われたグループが対象です。助成金には上限があり、先着順に受け付けます。適用対象は10人以上の参加人数がいるグループに限ります。
バーチャル訪問ではどのようなビデオ会議のテクノロジーを使いますか。
皆様が普段使われているビデオ会議システムを使い、そのオンラインクラスに当館がゲストとして参加するのがもっとも簡単な方法です。また当館でJANMのZoomルームを設定することもできます。
当館が皆様のオンラインクラスに参加する場合は、バーチャル訪問中に画面を共有する必要があるため、私たちを共同ホストまたは発表者に設定してください。JANM Zoomルームを利用される場合は、当日サインインしていただくためのZoomルームリンクとパスワードを、事前に先生にお送りします。控え室機能を有効にしておきますので、先に先生がZoomルームに入り、控え室から生徒を入れていただくようにお願いいたします。
バーチャル訪問において、先生はどのような役割を果たせばよいですか。
先生方には、バーチャル訪問中の生徒たちに注意を払ってくださるようにお願いいたします。バーチャル訪問中は必ず常時、監督者が在席してください。JANMからのZoomルームリンクを使用する場合は、先生に先にZoomルームに入っていただき、控え室から生徒を入れていただくようにお願いします。
生徒たちが話を聞ける退役軍人や収容経験のあるドーセントはいますか。
学校向けのバーチャル訪問は、JANM教育部門スタッフが担当します。大人、大学、シニア向けのグループツアーは、JANM教育部門スタッフ、またはトレーニングを受けたJANMボランティアドーセントやファシリテーターが担当します。ボランティアの中にはアメリカの強制収容所での収容経験を持つ者もいますが、(当館での訪問またはバーチャルにおいても)皆様のグループの訪問を、第二次世界大戦の退役軍人や元収容者が担当するとは限りません。
第二次世界大戦中に強制収容経験者と直接話すプログラム(20分、料金50ドル)は、バーチャル訪問を予定、または完了したグループに対して、追加プログラムの形で予約を受け付けております。オーラルヒストリーはオンラインでも視聴できます。DiscoverNikkei.orgをご覧ください。
バーチャル訪問は英語以外の言語でも行っていますか。
現在、大学生、大人、シニアのグループ向けに日本語のバーチャル訪問を実施しています。
詳細については、学校、グループ、または会社名、参加人数、実施希望日時を明記の上、jpngroupvisits@janm.org までご連絡ください。
バーチャル訪問の対象年齢は何歳ですか。
バーチャル訪問は、1年生から12年生、大人、大学生を対象にしています。ご予約の際に、生徒が学んでいる内容や本、教材などできるかぎり多くの情報をお知らせください。当館のツアーが学年や年齢に合ったものとなるよう調整いたします。
事前学習もしくは事後学習として、またはオンラインで生徒と共に取り組めるアクティビティーはありますか。
日系アメリカ人の歴史の基礎的な事項を学んでからご参加いただければ、バーチャル訪問がより充実したものとなります。 小学校4年生以上の生徒には訪問前アクティビティを用意していますので、バーチャル訪問前に実施してください。また以下のリンクに授業計画と教材(英語)を用意していますのでご利用ください。日本語の事前学習資料はこちらからダウンロードしてください。
バーチャル訪問に遅刻しそうな場合はどうすればよいですか。
予約時間に遅れる場合は、速やかにgroupvisits@janm.orgまでご連絡ください。予期せぬ事情で遅刻する場合があることは理解しております。20分以上遅刻した場合、バーチャル訪問がキャンセルされることがあります。ご了承ください。
バーチャル訪問のキャンセルポリシーはありますか。
バーチャル訪問は、開催14日前まではキャンセル料なしにキャンセルできます。それ以降は払い戻しはいたしません。
バーチャル訪問のはっきりした参加者数を見積もるのは難しいことは理解しております。ご予約の前に料金表を確認し、以下にご留意ください。
- 実際参加されるグループの人数が、予約された価格帯よりも少ない場合は、バーチャル訪問開始前に限り、払い戻しを行います。申し訳ありませんが、訪問後の払い戻しはいたしません。
- 実際のグループの人数が予約された価格帯よりも多い場合は、見学後に正しい価格帯の料金を追加請求いたします。
JANMでは、第二次世界大戦中の日系アメリカ人の強制収容について、なぜ「強制収容所(concentration camp)」という言葉を使っているのですか。
第二次世界大戦中に約12万人の日系アメリカ人に起きたことを、どのような言葉(転住、避難、強制収容、抑留、強制収容所)で説明するかについては、学者や政府関係者、さらには日系アメリカ人自身の中でもさまざまな意見があります。ほとんどの人は「強制収容所」と聞くとホロコーストを連想するでしょうし、アメリカ人の多くは「抑留所」(internment camps)のような比較的穏当な言葉を好みます。しかしながら当館では「強制収容所」という言葉を使います。なぜなら「強制収容所」は、罪を犯したからではなく、ただそれらの人々が彼ら自身である、という理由にならない理由のために投獄された場所を指すからです。またフランクリン・D・ルーズベルト大統領を含む米国政府は、第二次世界大戦中の演説や文書に「強制収容所」という言葉を使用しています。