ディスカバー・ニッケイは、サイト開設20周年を記念して、ニッケイ人の家族史をテーマにした終日イベントを開催します。「ディスカバー・ニッケイ」は、ニッケイ人のアイデンティティや文化、歴史を紹介する全米日系人博物館のグローバル&コミュニティ・プロジェクトです。このイベントは、1年間にわたる20周年記念イベントの幕開けとなります。
- コミュニティフェア(12 p.m.–3 p.m.):ニッケイ団体インフォブース、クラフト、抽選会、スタンプラリー(無料、事前登録を推奨しています)
- 家族史ワークショップ(12 p.m.–3 p.m.): ジャーナリング、ビデオライフヒストリーインタビュー、ニッケイ家系図入門、思い出の品々の保存、詩のワークショップ、シニアの思い出の記録
- ニッケイ家族史・パネルディスカッション(3:30 p.m.–5:30 p.m.): 【モデレーター】ナオミ・ヒラハラ;【パネリスト】ミチ・ホンマ(米国)、アンドリュー・ハセガワ(オーストラリア)、ハルミ・ロペス・ヒガ(ペルー)、グース・ホカマ(アルゼンチン)、ジョージ・オクバロ(ブラジル)(同時通訳付き)
- レセプション(5:30 p.m.–7:30 p.m.):音楽パフォーマンス、「ニッケイ」ならではの軽食とドリンク、フォトブース、サイレントオークション
各イベントの詳細については、下記をご覧ください。コミュニティフェアへの参加は無料ですが、抽選券の受け取りやスタンプラリーへの参加には、会場での登録またはチェックインが必要となります
それ以外の対面型イベントへの参加には、全アクセスチケットが必要になります。一般チケット(有料)は2025年12月28日より販売開始となりますが、JANM会員向けの先行チケット(無料)の予約はすでに始まっています
Artwork by Jay Horinouchi.
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アキラ&ヒサコ・ネリオ・イマムラ様ご夫妻ならびにご家族の皆様からのご支援。
メディアスポンサー:
オンライン
パネルディスカッション
スケジュール
12:00 PM - 3:00 PM
コミュニティフェア
- 南カリフォルニアのニッケイ団体との交流
- 自分だけのジャーナルを作りませんか?この家族向けのアクティビティでは、ジャーナルをデコレーションします。自分のストーリーや詩、思い出などを書き留めてみましょう。当日開催されるワークショップに参加予定の方は、ぜひこのジャーナルをお持ちください。インスピレーションが湧いたときに、すぐに書き留めましょう!
- 抽選会の開催(JANM会員の方は、会員一名につき抽選券2枚プレゼントいたします。)
- スタンプラリー
こちらのフェアへの参加は無料ですが、抽選券の受け取りやスタンプラリーへの参加には、会場での登録またはチェックインが必要になります。
12:00 PM - 12:45 PM
家族の思い出の品々の保存ワークショップ
JANMのコレクションディレクター兼キュレーターであるクリステン・ハヤシが、あなたの大切な家族の思い出の品々の手入れ方法や、貴重な写真や文書をデジタル化する方法についてお話しします。
12:00 PM - 12:45 PM
世代を超えた喜び—家族の物語を詩でつづるワークショップ
このダイナミックなワークショップでは、家族の物語や世代間の葛藤、喜び、そしてその間にあるすべてを詩を通して探求します。『Navigating With(out) Instruments』の著者であるトレイシー・カトウ=キリヤマがインストラクターを務めます。
トレイシー・カトウ=キリヤマは、2016年12月からディスカバーニッケイの月刊コラム「ニッケイを見いだす:詩のコラム」をキュレーションしており、このコラムの詩の朗読会(2020年、2021年、2022年、2024年)も主催している。「詩のコラム」は、ディスカバー・ニッケイの10周年記念活動の際に提案されたアイデアから生まれました
1:00 PM - 1:45 PM
ニッケイ家系図入門
Nikkei Genealogical Societyのメリンダ・クロフォード・ヤマネさんとリンダ・ハームズ・オカザキさんが、家系図の調査方法や、自分の日本のルーツやヘリテージを探る方法を教えます。家族の歴史を紐解く旅を始めてみませんか。
Nikkei Genealogical Society は、教育、研究、ネットワーキングを通して、日系家系に関する情報を広め、調査や記録を積極的に促進・共有しています。
1:00 PM - 1:45 PM
シニアの思い出の記録
このワークショップでは、「Let’s Talk Story Club」が、特別な祖父母や親、または高齢者の思い出を記録し、保存する方法を教えます。多世代の家族やグループが、高齢者の人生を共にたどり、個人的な思い出の本にその物語を記録し、その本を大切な記念品として持ち帰ることができます。
Let’s Talk Story Club は、孤独と戦い、認知機能の低下や記憶喪失に悩む日系の高齢者を減らすために、ボランティアと高齢者をペアにし、その人生の物語を記録したライフストーリーブックで思い出を保存する活動を行っています。
2:00 PM - 2:45 PM
ビデオライフヒストリーインタビュー
JANMのフランク・H・ワタセ・メディア・アーツ・センターが、効果的なライフヒストリーインタビューの方法をお伝えします。事前調査、質問の作成、機材の選び方をはじめ、実際にインタビューを行った後の文字起こしや保存・共有の方法を学ぶことができます。
2:00 PM - 2:45 PM
家族の物語をつづるジャーナリング
ライターで編集者のミア・ナカジ・モニエが指導するこのワークショップでは、楽しく書く方法やジャーナリングにおける実験や驚きについてお伝えします。家族の写真や愛する人からのテキストメッセージを使い、書き出しのヒントを見つけながら家族の物語を記録していきます。さまざまな作家による短い文章を通して、ジャーナリングや個人的な執筆の可能性を探り、さらには、スケッチやエフェメラ、名言、カラーペンなどを使うことで、プロセスの楽しさを体験していきます。ジャーナリングと回顧録の違いを学び、サポートのある環境で自分の作品を共有したり、執筆の過程について話し合うことができます。
ミア・ナカジ・モニエは、『ワシントン・ポスト』、『ロサンゼルス・レビュー・オブ・ブックス』、『O: The Oprah Magazine』などに執筆しているライター兼編集者です。2024年に出版予定の『The Poet and the Silk Girl: A Memoir of Love, Imprisonment, and Protest』(サツキ・イナ著、Heyday) の開発編集者を務め、以前は『Guernica』や『羅府新報』で編集を担当していました。南カリフォルニア大学(USC)でノンフィクションのプロフェッショナルライティングの修士号を取得し、WriteGirlのメンターとしても活動しています。6歳からジャーナリングを続けています。
3:30 PM - 5:30 PM
世界のニッケイファミリーストーリー
モデレーターにナオミ・ヒラハラ氏を迎え、パネリストとしてミチ・ホンマ氏(米国)、アンドリュー・ハセガワ氏(オーストラリア)、ハルミ・ロペス・ヒガ氏(ペルー)、ガス・ホカマ氏(アルゼンチン)、ジョージ・オクバロ氏(ブラジル)をお迎えするこのイベントでは、パネリストそれぞれが自らのニッケイ家族史をシェアしながら、各自のプロジェクトについて語ります。英語、日本語、スペイン語、ポルトガル語の同時通訳付きです。ハイブリッド(対面またはオンライン)にて開催いたします。ぜひご参加ください。
当日お当日ご来場できない方は、事前にご予約いただくことで、ニッケイ家族史のパネルディスカッションをオンラインで無料視聴できます。2月7日10時(太平洋標準時)までに事前登録が必要になります。 今すぐ登録する
パネリストらのプロフィールは下記をご参照ください。
5:30 PM - 7:30 PM
レセプション
グース・ホカマ、琉球国祭り太鼓ロサンゼルス支部、ジョン・アザマさんによる特別音楽パフォーマンスをお楽しみください。『ニッケイ』ならではの軽食やドリンク、フォトブース、サイレントオークションなどをご用意しています。イベントを振り返り、参加者同士で交流を深める貴重な機会です。ぜひご参加ください。
プロフィール
ナオミ・ヒラハラ
ナオミ・ヒラハラ—エドガー賞受賞作家。伝統的なミステリーシリーズやノワール短編集の他、歴史ミステリー『クラーク・アンド・ディヴィジョン』や『Evergreen』の著者。『羅府新報』の元記者であり、受賞作『Terminal Island: Lost Communities on America’s Edge』をはじめとする多数の歴史ノンフィクションを執筆した他、展覧会のキュレーションも手がけている。
ミチ・ホンマ
ミチ・ホンマ(米国)— 日本史と日本のキリスト教史に関心を持つ日系3世の航空宇宙エンジニア。ディスカバー・ニッケイの常連投稿者であり、日本からハートマウンテン強制収容所やアマチ強制収容所まで、戦前と第二次世界大戦中の家族の写真や資料、ストーリーを共有しています。
アンドリュー・ハセガワ
アンドリュー・ハセガワ (オーストラリア)— 日本のライフスタイルグッズを扱う事業を営む傍ら、日系史の研究を行う日系オーストラリア人四世。Nikkei Australiaのメンバー。オーストラリアおよび米国における日系人の強制収容から自由になる闘いに関する研究で、2023年度「Past Wrongs, Future Choices Scholar in Residence(過去の過ち、未来の選択のためのスカラー・イン・レジデンスプログラム)」への招聘を受ける。
ハルミ・ロペス・ヒガ
ハルミ・ロペス・ヒガ (ペルー)— 沖縄にルーツを持つペルー人映画監督兼ビジュアルアーティスト。ペルー映画監督協会(NUNA)の創設メンバーであり、日系ペルー人学術協会(Peruvian Japanese Academic Association)研究員、日本財団日系スカラーシップ奨学生。作品には、短編映画、映像インスタレーション、展覧会のキュレーションなどが含まれる。移住、記憶、マイノリティをテーマに芸術表現や学術研究を行っている。
グース・ホカマ
グース・ホカマ(アルゼンチン)— 受賞歴のある日系アルゼンチン人シンガーソングライター。音楽と自身の文化的遺産をつなぎ、国際的な舞台で披露している。祖父母が沖縄からアルゼンチンに移住したことや家族の歴史にインスピレーションを得た作品は、苦難に満ちた闘いと犠牲の道のりへのオマージュである。
ジョルジュ・オクバロ
ジョルジュ・オクバロ(ブラジル)—ブラジル人ジャーナリスト、作家、編集者。父親の個人史とブラジルへの日本人移民に関する著書がある。ブラジル日本文化福祉協会の後援でブラジルに渡った日本人移民について研究し、現在はサンパウロ人文科学研究所の所長を務めている。
琉球國祭り太鼓ロサンゼルス支部
琉球國祭り太鼓ロサンゼルス支部 — 沖縄と日本の伝統音楽と現代音楽を融合させたエキサイティングな音楽に合わせて太鼓を叩きながら踊るグループ。エイサーと呼ばれる沖縄の伝統的なお盆の太鼓踊りをモデルにしている。1982年に沖縄で結成された琉球國祭り太鼓は、日本、南米、米国に支部があり、1995年に設立されたロサンゼルス支部は、2025年に30周年を迎える。
ジョン・アザマ
ジョン・アザマ ー エイサーを通じて沖縄の文化を次世代に伝える「琉球魂」(テキサス州ダラス)に2018年に加入。2017年にテキサス州ダラスに移住した後、グループへの参加の誘いを受けた。練習に参加した際に、グループは民謡「安里屋ユンタ」、「ミルクムナリ」、「遊び庭(あしびなー)」のリハーサルをしていた。ジョンはそれらの民謡をよく知っていたため、その後のイベントで踊ることができた。それ以来、ジョンは他の踊りも教え、誰もが楽しめるようにいくつかの振り付けを簡略化するなど、「琉球魂」の活動に取り組んでいる。
協賛品をご提供いただいた企業・団体様: