即日発表 - 2022年05月09日
プレス連絡先:
Media Relations - mediarelations@janm.org - 213-830-5690
ディスカバーニッケイでは、「ニッケイ物語」シリーズ第11回でニッケイの食に関するストーリーを募集
ディスカバー・ニッケイは、全米日系人博物館(JANM)のウェブ・プロジェクトで、世界の日系人のつながりと理解を促進することに注力しています。この度、ディスカバーニッケイでは、毎年テーマ別にストーリーを紹介する「ニッケイ物語」シリーズで、第11回の募集を始めました。
「ニッケイ」とは、日本の移民と、その子孫である日本にルーツを持つ人々を指す言葉です。今年のテーマは、「いただきます3! ニッケイの食と家族、そしてコミュニティ」です。ニッケイ人は、自分たちの日本食を作るため、どのようにして地元の食材や調理方法、農業や風味を取り込んできたのでしょう?このようなニッケイ食に関する個人的なストーリー、エッセイ、回想録、論文、レストラン評やそのほかの散文を募集します。
投稿期日は、2022年9月30日(金)18時(太平洋夏時間)まで。投稿のガイドラインと基準を満たした作品の全ては、ディスカバー・ニッケイのジャーナルセクションに「いただきます3!」にお寄せいただいた作品として順次掲載いたします。
投稿作品は、ニマ会のお気に入り作品選考の対象となります。ニマはディスカバーニッケイのオンラインコミュニティ(ニマ会)のメンバーのことで、ニマは、「ニッケイ」と「仲間」を組み合わせた造語です。読者がお気に入り作品へ「星」を投票するので、早めの投稿をお勧めします。
編集委員によるお気に入り作品も、英語、日本語、スペイン語、ポルトガル語から各言語1作品づつ4作品選考されます。編集委員は、ジャーナリスの深沢正雪さん(日本語)、ギル・アサカワさん(英語)、ハビエル・ガルシア・ウォング=キットさん(スペイン語)と、シェフのテルマ・シライシさん(ポルトガル語)です。深沢さんは、『ブラジル日報』の日本語編集長で、ブラジルのニッケイコミュニティについてカバーしています。アサカワさんは、今年の8月に『Tabemasho! Let’s Eat!: A Tasty History of Japanese Food in America』を出版予定です。大学教授でもあるウォング=キットさんは、雑誌『Otros Tiempos』のディレクターです。シライシさんは、ブラジルと日本の食材をベースに日本料理を作る「レストラン藍染」の料理長です。
編集委員とオンラインの読者によって「お気に入り」の記事に選ばれた作品は、ディスカバー・ニッケイがプロモーションを行い、英語、日本語、スペイン語、ポルトガル語の4言語に翻訳します。
投稿は、Eメールでのみ受け付けています。作品は、Microsoft WordかMicrosoft WordまたはGoogle文書で提出をしてください。また、ライターのプロフィールと写真、ストーリーに使う写真も必要になります。複数の投稿や、数人によって書かれた作品なども受け付けています。詳しくは5dn.org/itadakimasu3-jaを参照にしてください。
「いただきます3! ニッケイの食と家族、そしてコミュニティ」は、以下のコミュニティパートナーの協力をもって行われています。ペルー日系人協会(APJ—Asociación Peruano Japonesa)、ワシントン州日本文化会館(JCCCW—Japanese Cultural and Community Center of Washington)、ブラジル日本青年会議所(JCI Brasil-Japão)、日本文化センター・博物館(NNMCC—Nikkei National Museum and Cultural Centre)。ロゴは、ジェイ・ホリノウチさんによるものです。
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ディスカバー・ニッケイ
DiscoverNikkei.orgは、世界各地でコミュニティを形成している日系人の声や経験を集めた主要なオンラインリソースです。英語、日本語、スペイン語、ポルトガル語に対応したこの多言語サイトは、日系の歴史と文化を記録し、世界中の日系人に学習とネットワークのためのツールを提供しています。同時に「ニッケイ」という言葉が持つ多様性や変化し続ける意味を探っています。サイトの豊富なマルチメディア・コンテンツには、ライフヒストリー・インタビューの抜粋、一人称のストーリーやエッセイ、ジャーナリストによる人物紹介、研究論文、意見論文、短編小説、レッスンプラン、世界中のイベントのリストなどがあります。開設から17年にわたり、ディスカバー・ニッケイは世界中の1,000人以上のライターによる記事を掲載し、200本近くのライフヒストリー・インタビューのビデオからの抜粋を紹介しています。コンテンツは現在、15カ国から寄せられており、現在も増え続けています。
全米日系人博物館(JANM)
1985年の設立より、JANMは日系アメリカ人の経験を共有することによって、アメリカの民族的・文化的多様性への理解と認識を深めています。ロサンゼルスのダウンタウン、歴史あるリトルトーキョー地区に位置するJANMは、伝統的な博物館のカテゴリーを超えたハイブリッドな施設で、日系アメリカ人の声を伝えるとともに、あらゆる人が自分たちのヘリテージや文化を探求できる場を提供することを目指しています。1992年の一般公開以来、JANMは70展以上の展覧会を開催し、そのうち17展はアメリカのスミソニアン博物館やエリス島移民博物館をはじめ、日本や南米の主要な博物館など世界各地を巡回しました。当館についての詳細はjanm.orgをご覧いただくか、ソーシャルメディア@jamuseumでフォローしてください。
コミュニティパートナー
ペルー日系人協会(APJ—Asociación Peruano Japonesa)は、ペルーの日系社会とその関係機関を代表する非営利団体。1917年11月3日に設立されたAPJは、日本人移民とその子孫の記憶を保存し、文化振興と福祉支援の活動を展開する他、教育と保健サービスの提供を行っている。また、ペルーと日本の文化、科学、技術交流を促進し、両国の友好関係を強化するための活動も行っている。
ワシントン州日本文化会館(JCCCW—Japanese Cultural and Community Center of Washington)は、1913年に日本人移民によってコミュニティの集会所兼日本語学校として建設された。この日本語学校は1902年に設立され、アメリカ本土最古の日本語学校として現在も運営されている。JCCCWは、展覧会や講座、諸活動を通じて、日本や日系アメリカ人の歴史と文化を保存し、紹介している。
ブラジル日本青年会議所(JCI Brasil-Japão)は、国際青年会議所(JCI)のブラジルサンパウロ支部。この非営利団体には、新しいアイデアやコラボレーション、多様性を支持するあらゆる社会セクターからアクティブな市民が参加しており、JCIメンバーは、世界の未来に関心を寄せ、地域社会に影響を与えることに力を注いでいる。
日本文化センター・博物館(NNMCC—Nikkei National Museum and Cultural Centre)は、より良いカナダを目指して、日本文化および日系カナダ人の歴史と遺産を尊重し、保存・共有することを使命としている。2000年9月22日以来、この文化スペースにて独自プログラムや展覧会、イベントを開催。NNMCCのコレクションには、歴史的・文化的に重要な2,600点以上の物品、41,000枚の写真、38メートルの文書資料、650の口述歴史記録、156本のフィルムなどがある。また、NNMCCは、毎年、家族や地域のストーリーをコレクションに追加し、日本人を先祖に持つカナダに住む人々の遺産を未来に伝えている。