即日発表 - 2022年03月21日

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JANM

アマチ国定史跡法の成立についてのJANMの声明


全米日系人博物館(JANM)は、2022年3月18日(金)にバイデン大統領が署名し、「アマチ国定史跡法(H.R. 2497)」が成立したことを祝います。この法律は、コロラド州グラナダにあるアマチの強制収容所を国立公園システムの一部として指定し、この場所を後世に残し、第二次世界大戦中の日系人強制収容の物語と歴史を伝えていくためのものです。

アマチは、第二次世界大戦中の10ヶ所の日系人強制収容所の一つで、約1万人が収容されました。アマチ保存のための超党派的な取り組みは、同地が国定歴史建造物に指定された2006年に始まりました。2018年、連邦上院で「アマチ調査法」が提出されると、その取り組みはさらに活発になりました。「アマチ調査法」は、同地の歴史的意義を評価し、国立公園制度に加える可能性を判断するための調査を行うよう内務省に指示する法案でした。これは「ジョン・D・ディンゲル・ジュニア保護、管理、およびレクリエーション法」の一部として2019年に署名され、法として成立しました。

超党派のサポートによって、2022年2月に米国上下両院で全会一致で「アマチ国定史跡法」が可決されました。現在、アマチにはかつての墓地、記念碑、建物の基礎構造、再建された建物や解説パネルがあります。国立公園局が地域の関係者と協力してアマチ国定史跡の計画、保存、解説を行う間、アマチ保存協会が引き続きこの場所を管理していきます。

「当館はアマチ国定史跡法を支持します。これは、米国の歴史における難しい局面を伝える場所の保存と教育に対する国立公園局の取り組みを再確認するものです」と、アン・バロウズJANM館長兼CEOは述べています。「日系アメリカ人の物語は、世代を超えてつながる豊かな文化的遺産を伝えるものです。また、12万人以上の日系アメリカ人が公民権を侵害され強制収容されたという歴史は、過ちを正して二度と繰り返さないための大切な教訓です。今日のバイデン大統領の行動を受けて、私たちはアマチ国定史跡指定による日系人収容所を保存するための政府とコミュニティーのパートナーシップというレガシーを築いていけることを楽しみにしています」。
 

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