即日発表 - 2022年02月15日

プレス連絡先:

Masako Miki - mmiki@janm.org - 213-830-5636

JANM

大学内の反アジア系ヘイトスピーチに対するオクシデンタル大学の不十分な対応について


全米日系人博物館(JANM)は、学生のアジア系に対するヘイトスピーチをめぐり、オクシデンタル大学の対応が極めて不十分であったことに重大な懸念を抱いています。同大のある学生は2020年末、クラスメイトに「アジア系は全員死ぬべき」「地球上の全ての人間のうち、アジア系が最もイラつく」「パンデミックの責任は彼らにあるのから死ぬべき」といったテキストメッセージを送信しました。大学関係者は2021年10月または11月にこの件に関し警告を受けましたが、2022年2月2日にこれらのテキストメッセージがソーシャルメディアに投稿されるまで行動を起こしませんでした。翌日、オクシデンタル大学のハリー・J・エラム・ジュニア学長は、それらのテキストメッセージを初めて見たのは2月2日であり、私的な表現の自由を守る法律があるため、同大が学生を罰するはできないと同大の学生に向けて話しました。

オクシデンタル大学の対応は、人種的公平性を軽視し、学生の安全を放棄し、アジア系移民は致命的な感染症を体に宿しておりこの国を脅かしているといったレイシスト的な態度を強化するものです。「社会で重要な立場にいる人間が、反アジア系のレトリックを放置し、正しい行動を取らずに沈黙を貫くと、さらに重大な市民権や人言の侵害を起こしかねません。ヘイトに対して声を上げることで、私たちは人種、民主主義、そして米国におけるアジア系・太平洋諸島系のインクルージョンをより可視化したいと願っています」とアン・バロウズJANM館長兼CEO。

###