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渡邉デモクラシー・フェローシップ—フェロー

「渡邉利三デモクラシー・フェローシップ」は、民主主義の価値や日米間の文化理解と協力を促すことによって、グローバルな民主主義を推進し、日米間の絆を強化することを目指すものです。
2024年の受賞者は、岩川雄太、小磯洋光、増永祐子、大竹くるみ、篠原史仁、德山拓一、渡邊裕希乃の各氏です。

2024年フェロー

Yuta Iwakawa

岩川雄太

住友商事株式会社勤務。2008年にNTTコミュニケーションズ株式会社に入社後、インドとエチオピアで変革的な電気通信イニシアチブを主導。社会的・経済的進歩を推進するためにテクノロジーを戦略的活用してきた。インドでは、日系大手顧客向け営業責任者として、チームを率い、主要顧客向けにコンサルティングサービスから導入、運用までを一括に提供し、ICT環境のモダナイゼーションとビジネスDXを加速させた。2023年、住友商事株式会社に入社。エチオピアで遠隔地へのデジタル・アクセスを拡大するプロジェクトにて事業計画・ファイナンスを担当を担当し、現地の教育・経済機会に直接貢献している。

プロジェクト・マネジメント、デジタル・イノベーション、インクルーシブ・リーダーシップに関する専門知識を活かしてグローバルな課題に取り組むとともに、コミュニティーと経済発展のために情報通信技術の活用を加速させ、人々の生活と世界に変化をもたらすことに力を尽くしている。

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小磯洋光

東京都出身。翻訳家・詩人。イースト・アングリア大学大学院文芸翻訳科と創作科を修了。訳書にアン・ カーソン『赤の自伝』、テジュ・コール『オープン・シティ』、グレイソン・ ペリー『男らしさの終焉』など。オーシャン・ヴオンなど詩人の作品の翻訳も行う。

日本語と英語で創作を行い、「現代詩手帖」やアメリカの「Poetry」誌などに詩を発表している。移民への関心から、アーティスト高山明のプロジェクト「BGM/みんなのうた」に参加。このプロジェクトは4人の詩人が4人のアジア系移民にそれぞれインタビューを行い、移民たちの物語をもとに、4カ国で歌われている歌を日本語の詩に翻訳するというもので、2023年秋に渋谷PARCOで公開された。

イギリスの文芸誌「Wasafiri」の日本文学特集号でゲストエディターを務める。詩誌「20:30」(ニジュウサンジュウ)代表。東京・神楽坂にある、アート活動を行う者たちが運営する書店「コ本やhonkbooks」の店員でもある。

(c) Izumi Shiokawa

Yuko Masunaga

増永祐子

オリックス株式会社、IR・サステナビリティ推進部担当部長。オリックスグループのサステナビリティ推進を2019年からリード。役割はオリックスの取締役会やCEOとサステナビリティについて議論することからサステナビリティと部署の役割について社員へ説明することまで多岐にわたる。社内調整以外にも投資家、メディア、ESG格付けなどの社外ステークホルダーとの対話も定期的に行う。

オリックス入社当初はクロス・ボーダー取引や海外現法のリーガル・コンプライアンス機能をサポートする社内弁護士として従事。オリックスに入社する以前は米国の弁護士事務所Davis Polk&Wardwellの東京オフィスでキャピタル・マーケッツ業務に、NYオフィスで環境法業務に従事。

アメリカ・ニューヨーク出身、現在は東京在住。英語と日本語はネイティブ、フランス語と韓国語は堪能。現在の業務は和英で行う。趣味はコーラス、踊り(地唄舞名取)、料理、美術鑑賞、音楽鑑賞(クラシック、オペラ、K-POP)。

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大竹くるみ

独立行政法人国際交流基金勤務。日本研究部のプログラム・オフィサーとして、日本研究フェローシッププログラム及びその他助成プログラムの北米・中東地域を担当する。世界の全地域において総合的に国際文化交流を実施する日本で唯一の専門機関で、世界の日本研究促進を目指す。国際交流基金を中心とした活発な学際コミュニティ創出のため多様なネットワーキングイベントを実施し、博士課程在籍フェローを対象とした月次ライティンググループ、年次フェローカンファレンス、また日本ジェンダー史ミニ・カンファレンス等を企画。東京外国語大学国際社会学部を卒業。アラビア語とペルシア語を学び、アジアから中東への移住労働者について研究を行う。言語と文化への強い想いを生かし、日本と世界の人々をつなげ、相互理解を深めることに注力する。

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篠原史仁

外務省北米局北米第一課・北米交流室において、米国やカナダとの研究学術機関との協力や知的交流の促進、日系人をはじめとする、マイノリティへのアウトリーチを担当するとともに、米国やカナダとの人的交流全体の企画調整業務を行っている。前職では官邸国際広報室において首相官邸及び日本政府政策広報キャンペーンのデジタル戦略の企画立案やホームページ、SNS管理、英語翻訳の監修を担当した。在ニューヨーク総領事館及び在トンガ王国日本国大使館にて勤務。慶應義塾大学卒業、一橋大学大学院経済学研究科経済学修士課程及びミシガン大学公共政策大学院修了。ダニエル・K・イノウエ・アジア太平洋安全保障センター上級安全保障協力プログラム修了。

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德山拓一

森美術館アソシエイト・キュレーター。1980年静岡県生まれ。京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAを経て、2016年4月より森美術館アソシエイト・キュレーター。京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAでは、グイド・ヴァン・デル・ウェルヴェ個展「無為の境地」、奥村雄樹個展「な」(2016年)、アピチャッポン・ウィーラセタクン個展「PHOTOPHOBIA」(2014年)のキュレーションを担当。森美術館では「SUNSHOWER: 東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで」(2017年)、「MAMプロジェクト025:アピチャッポン・ウィーラセタクン+久門剛史」(2018年)、「六本木クロッシング2019:つないでみる」(2019年)、「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」(2022年)、「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」(2024年)などを担当。東北芸術工科大学客員教授。

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若井康一郎

奈良県出身。2017年、青山学院大学卒業。日本美術や文化、歴史に関する比較芸術学の学士号を取得。在学中の2014年に1年間休学し、ニューヨーク市で英語とファッションを学び、また、NPOでボランティアを経験。卒業後はユニクロの幹部候補プログラム(UMC)に参加し、リーダーシップや商売の基礎を学び、2019年には店長に就任。ユニクロが大切にする日本の価値観を、商品やサービスを通じてお客様へ発信した。2020年には、ユニクロを多様な人材がより活躍できる組織にするために、グローバル本部のダイバーシティ推進チームへ異動。社内制度の整備、執行役員をはじめとする管理職層へのDE&I研修の実施、LGBTQ+や異文化コミュニケーションを推進する2つのネットワークグループの運営を行ってきた。現在は、製品デザインとマーケティングにおける人権尊重を推進するために、ガイドラインの策定や研修を行っている。

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渡邊裕希乃

慶応義塾大学法学部法律学科を卒業後、株式会社三菱東京UFJ銀行(現、株式会社三菱UFJ銀行、以下MUFG)へ入行。中小企業の法人営業、商品所幹部でのローンストラクチャリング等の業務に従事。現在は、MUFGニューヨーク支店にて日系上場企業の米国現法に対する法人営業業務を担う。主な業務は、顧客の米国での決済オペレーションのサポートや、課題やニーズに対し、ローンや預金をはじめとする銀行商品を活用した解決策の提案活動。幼少期の海外生活を経て、英語でのコミュニケーションスキルとさまざまなバックグラウンドを持った人々と良好な関係を築けるスキルを身につけている。

The Democracy Center explores the rights, freedoms, and fragility of democracy, helping to build bridges, and find common ground between people of diverse backgrounds and opinions.

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