即日発表 - 2022年04月20日
プレス連絡先:
Masako Miki - mmiki@janm.org - 213.830.5636
全米日系人博物館は開館30周年を記念し「30チェンジメーカーズ・アンダー30」を発表
全米日系人博物館(JANM)は、4月30日に開催する開館30周年アニバーサリー・ベネフィットで、「30チェンジメーカーズ・アンダー30」を表彰します。1985年に設立されたJANMは、日系アメリカ人の経験を共有することを通して、アメリカの民族的・文化的多様性に対する理解と認識を促進してきました。
JANMは1992年、旧西本願寺であるヒストリック・ビルディングで一般開館しました。そこから未来に目を向けたとき、コミュニティーを力強いものとしてきた過去の表彰者と次の世代のつながりを祝います。30人のチェンジメーカーは、JANMのミッションを体現し、芸術、ビジネス、文化、教育、政治、スポーツ、テクノロジーなどの分野での並外れた貢献によって選出されました。
エマ・アンダーソンは、ラジオDJ、ポッドキャスター、ソフトウェアエンジニアとして、沖縄にルーツを持つ人々の物語や伝統を伝えています。
エリン・アオヤマはジャパニーズ・アメリカン・メモリースケープ・プロジェクトの共同ディレクターであり、公正さに基づく歴史の語りの可能性を探求しています。JANMの学芸調査員でもあります。
ケイトリン・エミコ・チューは、起業家でプロダクトデザイナーであり、クリエイティブなストーリーテラーとして、さまざまなメディアやコミュニティーの組織を通じて、生活に影響を与え、現在の問題に対して行動を起こしています。
クレイグ・フジイは、仮想現実と拡張現実を専門とするイマーシブ・テクノロジー・デザイナーです。ソニー、ロサンゼルス・タイムズ、JANMなどのクライアントと仕事をした経験を持ちます。
ディナ・アリス・フサエ・フルモトは、日系アメリカ人の経験について一般の人々を教育し、インクルーシブな環境を作り出しています。
ケイラ・サチ・ガバリョは、メンタルヘルス教育、ダイバーシティ・リプレゼンテーション、社会正義の実現に情熱を注ぐアーティストであり慈善起業家です。
ジョナサン・ヴァン・ハーメレンは、カリフォルニア大学サンタクルーズ校の博士課程に在籍していて、日系人強制収容の歴史を専門に研究しています。
サラ・ハッターは、2015年二世クイーン。保険代理店・ブローカー、The J. Morey Company Inc.の地域連携コーディネーターであり、同社がサービスを提供する地域社会との関係を構築しています。
ブライス・イケムラは、アジアをメイン顧客にした、多文化マーケティング会社TDW+Coのパートナーシップ・マネージャーで、Kizunaの理事長、ガーデナ平原日本文化会館の特別理事を務めています。
ブランドン・イシカタはアーティストで、イリノイ大学シカゴ校の大学講師でもあり、日系アメリカ人市民同盟(JACL)でリーダーの一人でもあります。
ノーラン・ミノル・ジンボはシカゴ現代美術館のマージョリー・サスマン・キュレーター・フェローであり、現代アーティストとの展覧会やパフォーマンスを企画しています。
ジャスティン・カワグチは、現在、Okaeri:日系LGBTQ+コミュニティーの共同代表を務めています。また、JACLの全米理事も務めています。
コール・ユウジロウ・カワナは、第二次世界大戦を生き抜いた日系アメリカ人のオーラルヒストリーを保存・共有するために人工知能アバターを開発する非営利団体ジャパニーズ・アメリカン・ストーリーズの創設者兼代表取締役です。
エイダン・コサカは、リトル東京に大学生を招き、地域のスモールビジネスを支援するためのリーグ、NHoopsのディレクター代理を務めています。また2028年オリンピックのロゴ制作者に選ばれています。
エミコ・オテラ・クランツは、UCLAでアジア系アメリカ研究の修士号と地域保健科学のMPHを取得し、人種の健康についての公平性とコミュニティーを中心としたヘルス・プラクティスの研究を行っています。
ケンジ・クラミツは心理療法士で作家であり、反人種差別の組織化や神学教育での経験を生かし、臨床、リトリート、運動の場でメンタルヘルスとスピリチュアルケアを提供しています。
クリスティ・ミエコ・リンは、カリフォルニア州サンディエゴにあるフォーリング・ウォーターズ・ランドスケープのアーティストであり、主任造園家です。
デボン・マツモトは、構造的な人種差別を終わらせるための組織で活動する一人であり、サンノゼ日系レジスターとヤン仏教エディトリアルのコミュニティ・オーガナイザーでもあります。
コウタ・ミズタニは、米国下院教育労働委員会のボビー・スコット委員長(VA-03)の報道官を務めています。
ニナ・ナカオは、JANMのバーチャル・ラーニング・コーディネーターとして、1年生から12年生、大学、社会人グループ向けの全米規模のプログラムを開発・運営しています。
アレック・ナカシマは、アジア系アメリカ人の視点と、時間をかけて新しいものを生み出している複数の文化を紹介するファッション・ライフスタイルブランド「AKASHI-KAMA」の創設者兼クリエイティブディレクターです。
メーガン・トミコ・オノは、アメリカン・ホンダ・モーター社でコーポレート・ソーシャル・リスポンシビリティー・プロジェクトリーダーを務め、青少年の支援に携わっています。また次世代にグローバル市民としての役割を伝えていくKizunaのボードメンバーでもあります。
マリコ・ロックスは、イエール大学大学院修士課程在学中。JACL全米学生・青年協議会東部地区代表を務めています。
ミヤ・ソマーズは、カリフォルニア大学バークレー校のアジア太平洋系アメリカ人学生デベロップメント部の副部長で、サンフランシスコ州立大学でアジア・アメリカ研究の修士号を取得しています。
ミエ・エラ・スギノは、日系韓国系アメリカ人のアーティストで、記憶や強制立ち退き、損失といった表現しがたいテーマをイメージに凝縮した作品を制作しています。
ヴィニシウス・タグチは日系ブラジル人で、JACLツインシティー支部長、JACL中西部地区初代副知事を務めています。
カイ・バンダーリップは、ワシントンのテスラSTEM高校の3年生で、文学プロジェクトを立ち上げ、学区内の小学校の図書館に強制収容に関する6冊の絵本を加え、1万4千人の生徒が閲覧できるようにしました。
マシュー・ワイズブリーは、現在、ロサンゼルスのJACLナショナルで教育・コミュニケーション・コーディネーターを務めています。
ジョイ・エミ・ヤマグチは、四世のコミュニティ・オーガナイザー、奴隷制度廃止論者であり、JANMのパブリック・プログラム・スーパーバイザーとして、博物館のミッションや展示に焦点を当てたイベントの企画・監督を行っています。
デレク・T・ヤマシタは、The Hidden Japanのクリエイティブ・ディレクターであり、地域社会や政府と協力し、これらの地域が抱えるさまざまな問題に取り組むことで、大都市以外の日本の、よりディープな側面をプロモートしています。
「30チェンジメーカーズ・アンダー30」選考委員会の方々のご協力とご審査に感謝申し上げます。選考委員は、JANMトラスティーのケリー・ナカマ、JANMガバナーのリチャード・M・ワタナベ、そしてジェニファー・ヒラノ、エイミー・ワタナベ、ステファニー・ニッタハラ、クリステン・フクシマ、ナンシー・オオクボ(MUFG Union Bank, N.A.)、セバスチャン・オンティヴべロス(Toyota Motor North America)です。
30周年アニバーサリー・ベネフィットでは、JANMのミッションの現在との関係性と普遍性をハイライトし、歴史から得た教訓と革新的な新しい戦略を活用して当館の展示やプログラムを再構築し、次の世代に向けてインスピレーションを届け、インクルージョンと社会正義のための闘いを続けていく、次の30年への期待を皆さんと共有したいと考えています。司会は、ロサンゼルスのKTLA 5モーニングニュースで共同キャスターを務めるフランク・バックリーと、ジャパニーズ・アメリカン・メモリースケープ・プロジェクトの共同ディレクターであるエリン・アオヤマが務めます。
オンライン・オークションやビッド・フォー・エデュケーション、2022年レクサス・オポチュニティー抽選については、janm.org/30th-benefitをご覧ください。30周年ベネフィットのバーチャルプログラムは、JANMのYouTubeチャンネル@janmdotorgで4月30日の午後5時から午後7時までライブストリーミングで配信いたします。
JANMのオンライン・オークションは4月23日に入札を開始します。地元のビジネスや企業パートナーの商品やサービス、才能あるアーティストの作品などが並びます。JANMのビッド・フォー・エデュケーション・プログラムでは、このプログラムによって、毎年12,000人以上の小中学生と先生がJANMにフィールドトリップを行なっています。このプログラムへのご寄附は、生徒たちの博物館への訪問を実現するとともに、昨年開始したJANMの新しいバーチャル訪問プログラムを充実させるのにも役立てられます。ご寄附は、janm30th.givesmart.comを通じたオンライン、郵送、または電話にて受け付けています。2022年レクサス・オポチュニティー抽選での調達資金は、JANMの教育プログラムおよびアウトリーチに役立てられます。
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全米日系人博物館(JANM)
1985年の設立より、JANMは日系アメリカ人の経験を共有することによって、アメリカの民族的・文化的多様性への理解と認識を深めています。ロサンゼルスのダウンタウン、歴史あるリトルトーキョー地区に位置するJANMは、伝統的な博物館のカテゴリーを超えたハイブリッドな施設で、日系アメリカ人の声を伝えるとともに、あらゆる人が自分たちのヘリテージや文化を探求できる場を提供することを目指しています。1992年の一般公開以来、JANMは70展以上の展覧会を開催し、そのうち17展はアメリカのスミソニアン博物館やエリス島移民博物館をはじめ、日本や南米の主要な博物館など世界各地を巡回しました。当館についての詳細はjanm.orgをご覧いただくか、ソーシャルメディア@jamuseumでフォローしてください。