即日発表 - 2023年08月05日

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JANM

6500万ドルの寄付を募る資金調達キャンペーンを発表

6500万ドルを目標とする資金調達キャンペーンは、JANMの主となる建物であるパビリオンのリノベーションと常設展示の一新を含みます。改修は2025年1月開始予定です 。


全米日系人博物館(JANM)は、本日8月5日より6500万ドルの寄付を募る歴史的な包括的資金調達キャンペーンの一般公開フェーズを開始し、博物館の展示施設のリノベーションや新しい常設展の制作をはじめとする野心的な将来の計画を発表します。コミュニティーの皆様が力強くお応えくださったおかげで、「私たちの約束」キャンペーンはすでに4,800万ドル(目標額6,500万ドルの74%)のご寄付が集まっております。その中には10万ドル以上のご寄付59件も含まれています。

「JANMの創設者たちは、1942年に日系アメリカ人に起こったことが 他のいかなるグループにも決して起こらないようにするため 当館は公民権のとりでとしてあり続けると約束しました。今日、JANMは当館の未来を確かなものとし、物理的・デジタル上の施設、展示やプログラムを変革するため、当館史上最大のキャンペーンを開始いたします」とJANM館長兼CEOのアン・バロウズ。

このキャンペーンには、JANMの主たる施設をリニューアルし、来館者の皆様に親しみやすく、充実したダイナミックな空間を生み出すための、2000万ドルが含まれています。工事は2025年1月より開始予定です。

リノベーションに伴い、JANMの主な展示室があるミュージアム・パビリオンは、2024年12月31日をもって、いったん一般公開を休止します。改修期間中、JANMの主要な展示は全米を巡回する予定です。広場をはさんでパビリオンの向かいに位置するヒストリック・ビルディングと民主主義保存全米センターは引き続きオープンを続け、プログラムを実施します。この6500万ドルのご寄付を募る「私たちの約束」 キャンペーンは、博物館を活性化し、増幅し、提供し、未来を確保するための資金を調達します。パビリオン再オープンは2026年後半を目指しています。

リニューアルの中心となるのは、新しい常設展「私たちが現在と呼ぶ未来において:人種差別の現実、民主主義の夢」です。この展示は、1800年代の移民初期から今日までの時代を網羅し、未来を見据えたもので、現在を生きる来館者が、過去と未来の経験や問題を再認識し、理解できるような手法で展示を行います。この常設展は、カリフォルニア州立図書館が管理するカリフォルニア州からの資金援助に全面的に支えられています。この展示は、現在の常設展「コモン・グラウンド」に代わるもので、10,150平方フィートの1階に新しく設計し直された展示室に展示される予定です。

来館者は、新しいロビーとして生まれ変わるアラタニ・セントラルホールから新しい展示室に入ることになります。JANMの2階展示室は、6,300平方フィートのつながった展示室として再構成され、当館でより大規模な特別展を開催できるようになります。快適な来館経験とJANMの歴史的な収蔵コレクションの保存のために、暖房、換気、冷房の必要な改善も計画しています。

こうした施設の改修に加え、「私たちの約束」キャンペーンでは以下の資金も調達予定です。
 

  • 人種、民主主義の脆弱性、共通の価値観、公民権や社会正義、アートなど、私たちの国を形作る出来事や問題に市民が関わるためのプラットフォームとして、民主主義保存全米センターを活性化させます(750万ドル)
  • 一般運営資金の調達により、斬新な方法で物語を伝え、スマート技術を駆使して新しい体験を生み出し、当館のリソースを全米に共有し、学習の機会を提供する当館の力を強化します(1,750万ドル)
  • 当館の不可欠な機能を支える運用基金を拡充することにより、JANMの未来を確かなものとします(2,000万ドル)

「全米日系人博物館を、未来にも確実に存続させていくためには、このキャンペーンの成功が欠かせません。それにより、この博物館の設立者たちによる大切な約束とビジョンを尊重し、増幅させていくことができます。だからこそ夫のラリー(ピットマン)と私は、このキャンペーンにいち早く賛同しました。JANMのミッションと存在意義に共感してくださる皆様にも、ぜひこのキャンペーンにご参加くださるようお願いいたします」とキャンペーン委員長&JANMボード・オブ・トラスティーズのウェンディ・シバ。

JANMはまた、2023年8月、9月、10月に対面およびバーチャルで、このキャンペーンの説明会を行います。

2023年8月30日(水)
4 p.m. – 6 p.m.
Tateuchi Democracy Forum
予約する

2023年9月22日(金)
12 p.m. – 2 p.m.
バーチャル (Zoomリンクをお送りします) 
予約する

2023年10月19日(木)
3 p.m. – 5 p.m.
Tateuchi Democracy Forum
予約する

この資金調達キャンペーンへは2018年に開始以来、現在までに、マッケンジー・スコット(1,000万ドル)、フォード財団(560万ドル)、ペレンキオ財団(250万ドル)、アラタニ財団(190万ドル)、LA芸術復興基金(150万ドル)、アマーソン財団(61万6,000ドル)、株式会社三菱UFJ銀行(50万ドル)、ソニーグループ株式会社(40万ドル)といった財団や企業からのご寄付に加えて、JANMボード・オブ・トラスティーズ全員からの寄付を含む、多数の寛大な個人寄付者の方々からご寄付を頂戴しています

当館のキャンペーンの4つの目的の詳細や、関連記事、今後のイベントの予約、プレスリリースやプレス画像ギャラリーの閲覧、ファクトシートのダウンロードなどは、janm.org/OurPromiseをご参照ください。

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全米日系人博物館(JANM)について

1985年に設立されたJANM は、日系アメリカ人の経験を共有することで、アメリカの民族的・文化的多様性への理解と認識を促進してきました。ロサンゼルスのダウンタウン、歴史的なリトル東京地区に位置するJANM は、公民権のための場として、第二次世界大戦の強制収容の苦闘の教訓が忘れ去られることのないように活動を続けています。スミソニアン協会提携機関であり「アメリカの文化遺産」のひとつであるJANMは、伝統的なミュージアムの複数のカテゴリーにまたがるハイブリッドな施設です。JANMは芸術施設であり、歴史施設でもあります。日系アメリカ人の声を届け、あらゆる人が自らのレガシーや文化を探求できる場を提供しています。1992年の開館以来、JANMは100を超える展覧会を同館で開催してきたほか、40の展覧会をアメリカのスミソニアン博物館やエリス島博物館、日本や南米の主要な文化的ミュージアムなどに巡回してきました。JANMの開館時間は、火曜日、水曜日、金曜日〜日曜日の午前11時から午後5時まで、木曜日は午後12時から午後8時までです。毎月第3木曜日は入館料が無料となり、その他の木曜日は午後5時~8時まで無料です。詳しくはjanm.orgをご覧いただくか、ソーシャルメディア@jamuseumをフォローしてください。