即日発表 - 2022年09月16日
プレス連絡先:
Masako Miki - mmiki@janm.org - 213.830.5636
第二次世界大戦中の強制収容者の名前を記した「慰霊帳」の一般公開を開始
全米日系人博物館(JANM)は、2022年9月25日(日)午前11時〜午後5時、第二次世界大戦中に米軍、司法省、戦時転住局の収容所に不当に収容された12万5000人を超える日系人の名前を初めて記録した「慰霊帳」を来館者の方に閲覧、署名していただく催しを開催します。
来館者には、第二次世界大戦中に収容された人々に思いを寄せていただけるよう、その名前を閲覧し、特別なはんこを使って、印を慰霊帳内に残していただくことができます。その際、誤字脱字を訂正したり、記録から漏れている名前を表記していただくなど、コミュニティーの方々の参加によって歴史的記録が修正され、慰霊帳が「活性化」されます。慰霊帳の見学は、インターネットから時間指定で予約できます。この慰霊帳は2022年9月25日(日)より1年間、博物館の開館時間内に展示予定です。
このイベントは、「慰霊:第二次世界大戦中の日系人強制収容の全米記念碑」プロジェクトの一環で、戦争中に強制収容を経験した日本人を祖先に持つ人々の、個人のアイデンティティーが奪われた問題に対し、記念碑としての聖典(慰霊帳)、ウェブサイト(慰霊蔵)、光の彫刻(慰霊碑)という3つの異なる、相互に関連した要素を通じて、記念碑の概念を拡大させるも のです。このプロジェクトは、メロン財団の助成を受け、当館で開催中の「経と聖書:信仰と 日系アメリカ人の第二次世界大戦中の強制収容」展の共同キュレーターであり、アメリカおよび民族研究教授で、USC 宗教学部長、USC 伊藤真聰日本宗教・文化研究センター所長のダンカン隆賢ウイリアムズが主導しています。
「それぞれの名前の背景には、家族の物語と文化的な遺産があります。私たちが全ての収容施設から日系人の名前を思い出すことで、政府によって人間としての尊厳を奪われた人々を思い出し、生かすことができます」とウィリアムズ。
2025年には、JANMでは、第二次世界大戦中に10,046人の日系人が強制収容されたマンザナー強制収容所の慰霊碑を実物大で再現した、巨大な慰霊碑の彫刻の常設展示を始める予定です。この作品は、8つの強制収容所跡地に設置される小型の慰霊碑と連動予定です。
「これらの力強い記念碑は、人々の歴史への関わりを新しい方法で活性化し、第二次世界大戦中の日系人強制収容について学ぶ人々にとって貴重な資料となります。人々が慰霊帳に接することは、歴史的記録を修正し、将来の世代のために正確な記録を残すための第一歩となるはずです」と、アン・バロウズ JANM 館長兼CEOは述べています。
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全米日系人博物館(JANM)について
1985年の設立より、JANMは日系アメリカ人の経験を共有することによって、アメリカの民族的・文化的多様性への理解と認識を深めています。ロサンゼルスのダウンタウン、歴史あるリトルトーキョー地区に位置するJANMは、伝統的な博物館のカテゴリーを超えたハイブリッドな施設で、日系アメリカ人の声を伝えるとともに、あらゆる人が自分たちのヘリテージや文化を探求できる場を提供することを目指しています。1992年の一般公開以来、JANMは70展以上の展覧会を開催し、そのうち17展はアメリカのスミソニアン博物館やエリス島移民博物館をはじめ、日本や南米の主要な博物館など世界各地を巡回しました。当館についての詳細はjanm.orgをご覧いただくか、ソーシャルメディア@jamuseumでフォローしてください。
USC 伊藤真聰日本宗教・文化研究センターについて
USC 伊藤真聰日本宗教文化センターは、USCにおける日本研究を促進しています。詳細については dornsife.usc.edu/cjrc/、またはソーシャルメディア@USCcjrcをフォローしてください。
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The Ireichō, A Sacred Book of Names
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