ロサンゼルス生まれのスタンリー・ハヤミはごく普通のアメリカのティーンエイジャーです。アルハンブラのマーク・ケッペル高校に通い、学校の様子やアーティストや作家になる夢を日記に綴っていました。しかし時は1942年、彼は家族と共にワイオミング州のハートマウンテン強制収容所に送られるのです。十代のスタンリーが記した言葉やスケッチは、まるで窓のように彼の日常生活や感情を切り取っています。その中でスタンリーは家族の収容や徴兵、国のために戦うことの意義について赤裸々に語っています。
1944年、スタンリーはアメリカ陸軍第442連隊戦闘団に徴兵されました。この日系人部隊は、その規模と従軍期間においてアメリカ史上最も多くの勲章に輝いた部隊です。彼が家族に送った手紙には、ヨーロッパ戦線での苦難が打ち明けてはいるものの、両親を心配させないよう努めて明るいトーンで綴られています。スタンリーは19歳の時、イタリアで戦闘中に仲間を救出しようとして命を落としました。それでもスタンリーのレガシーは、遺族からJANMに寄贈された日記やアート、手紙などを通して生き続けています。
「粉々になった生:スタンリー・ハヤミの日記と手紙」展では、スタンリーが収容所で書いた文章や戦時中の手紙が、スマートフォンやモバイル機器でアクセスできるインタラクティブな360度映像として甦ります。またインタラクティブ要素のない映像は、会場内のテラサキ・オリエンテーション・シアターで上映しています。バーチャルリアリティ(VR)バージョンは、時間指定で体験いただけますが、数に限りがあるため予約を推奨しています(チケットの予約について)。このほかスタンリーのアート作品、日記、手紙の実物なども会場に並びます。
「粉々になった生:スタンリー・ハヤミの日記と手紙」は、エンブレマティック社のノニー・デ・ラ・ペニャと、シャロン・ヤマトが、全米日系人博物館と共同で制作したものです。この作品は2021年のトライベッカ映画祭のイマーシブ部門で6月9日にワールドプレミア上映が行われました。
この展覧会の詳細は、よくある質問をご覧ください。
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- U.S. Department of the Interior, National Park Service, Japanese American Confinement Sites Grant Program
- The California Civil Liberties Public Education Program
下記の皆様からもご支援をいただきました:
- The Henri and Tomoye Takahashi Charitable Foundation
- Department of Cultural Affairs, Los Angeles
- California Humanities
- The Kosasa Foundation
- Pasadena Arts Alliance
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